カテゴリー: 仏像と人の物語
現代造佛所私記 No.247「世にも珍しい仏像工房発のPRサービス(3)PRのプロへ」
「このままでは終われない」 コロナ禍で工房の仕事が途絶えたとき、胸の奥からそんな声が聞こえた。仁王さまの修理で感じた”伝えることの力”を、もう一度信じてみようと思ったのだ。 初めて取材してもらった...
現代造佛所私記 No.245「世にも珍しい仏像工房発のPRサービス(1)ある修理をきっかけに」
「またマスコミが来てくれるろう? がんばらんとな!」 高知県香南市の山あいの寺に、ひょうきんな声が響いた。檀家会でのことである。その明るい笑いに、場の空気がふっと緩んだ。私も思わず笑顔になった。仏像工房の経営者として、こ...
現代造佛所私記 No.237「神仏像のある暮らし」
秋冬用の掛け布団を夫が出してくれた。天日に干し、シーツを洗い、追われるように秋支度をしている吉田家である。 9匹いたアゲハ蝶の芋虫も、一匹残された末っ子がそろそろ蛹化の準備を控え、柑橘の葉を独り占めしている。剥き出しの肌...
現代造佛所私記 No.235「文化財は愛 (1) 雨上がりの再会」
夜半の雨が上がった朝は、思いのほか晴れていた。程よい湿り気を含んだ風と、晴れ始めた空の色が、何ということもない一日を特別なものに感じさせる。 今朝はまず、車の掃除から始めた。埃を払い、座席を拭く。お客さまのお迎えに行くた...











