現代造佛所私記 No.438「道具と役割分担」
私のMacbook airは10年選手。 いよいよガタがきていて、1ヶ月ほど前からキーボードの反応が鈍くなり、この1週間くらいは一部のキーが全く反応しなくなった。 再起動しながら騙し騙し使っていたが、パスワードにも含まれ...

私のMacbook airは10年選手。 いよいよガタがきていて、1ヶ月ほど前からキーボードの反応が鈍くなり、この1週間くらいは一部のキーが全く反応しなくなった。 再起動しながら騙し騙し使っていたが、パスワードにも含まれ...
朝の光の中、娘と連れ立ってバス停にいく道すがら。ひらひらと目の前を横切るものがあった。 「えっ?今の時期に?」 驚いて目で追う。それは、アサギマダラだった。朝日に照らされて、美しい模様を輝かせていた。 この辺りに住んで6...
「白湯?ただの湯?」 一日の終わりに最後の白湯を飲みながら思い出す。今から11年ほど前になる。 晩秋に富山の木彫家の師匠宅を訪ねた時、飲み物を勧められた。コーヒー?紅茶?と訊かれて「お白湯がありがたいです」と応えた私たち...
地元でさまざまな業種を営む人との交流会。解散間際のことだった。 部屋が割れんばかりの賑わいが冷えた夜の空気にとけ、さっきまで笑い合っていた人たちが、それぞれの夜へと散ってゆく。再会を約束して。 名残惜しさと解放感が入り混...
土曜日、休日の娘を連れて、彫刻室を覗いた。 定期的な記録撮影の日だ。5月らしい陽光の中で、夫の手元で、手のひらに収まるほどの小さな仏様が生まれようとしている。 娘は飽きて早々に退陣し、残った私は無言の彫刻室でひたすらシャ...
能登で仏像を応急処置させていただいた晩秋のことを、夫婦で何度も思い出している。 お寺や仏像のことはもちろん、滞在中に味わったもの、接した人たち、道路のこと、町に住む猫たちのことも。 テレビでラーメンが映れば「あの朝市通り...
GW明けの朝。 緑が眩しい内原野陶芸館のテラスで、新聞社の取材を受けた。正確には、土と植物の造形作家である、内田牧子さんのインタビューに、私も同席して見守った。 2社の新聞社。それぞれ単独で2時間のインタビューとなった。...
「お母ちゃん、せんざいいしきってなぁに?」 パソコン仕事をしていると、娘が顔を覗かせた。 「えっ?潜在意識!?あぁ——こっちへきて。絵に描いて説明するね」 横に丸椅子を置いて手招きした。あぁ、あのときのだろうな、と思い当...
春の土用が明けた。 「い」のつくもの、白いものを食べると良いと、明けてから知る粗忽者なりに、振り返ってみれば、ファインプレーをしていた。 芋、鯛の干物、卵かけご飯に「いしる」をかけたもの。うどんに白ごはん、大根。 土用中...
今日は茶道の稽古だった。 炉から風炉に変わる季節の変わり目、体が覚えていたはずの所作が、抜け落ちていたり、炉の手順と混ざってしまったり。 帰り道、「あぁ、基本の型をもう一度振り返らねば」と思いながら帰宅した。 「おかえり...