現代造佛所私記 No.436「白湯」

「白湯?ただの湯?」 一日の終わりに最後の白湯を飲みながら思い出す。今から11年ほど前になる。 晩秋に富山の木彫家の師匠宅を訪ねた時、飲み物を勧められた。コーヒー?紅茶?と訊かれて「お白湯がありがたいです」と応えた私たち...

現代造佛所私記 No.435「余白」

地元でさまざまな業種を営む人との交流会。解散間際のことだった。 部屋が割れんばかりの賑わいが冷えた夜の空気にとけ、さっきまで笑い合っていた人たちが、それぞれの夜へと散ってゆく。再会を約束して。 名残惜しさと解放感が入り混...