現代造佛所私記No.144「オーバースペック」
400年の伝統を受け継ぐ工芸の職人さんが、はるばるこの高知の山あいにある、私たちの工房を訪ねてくださった。 都にほど近い地で、長年、歴史の重みを背負いながら伝統技法を守り抜いてこられた方だ。 私たちの工房が歩んできた道と...

400年の伝統を受け継ぐ工芸の職人さんが、はるばるこの高知の山あいにある、私たちの工房を訪ねてくださった。 都にほど近い地で、長年、歴史の重みを背負いながら伝統技法を守り抜いてこられた方だ。 私たちの工房が歩んできた道と...
先週は、コラム執筆100日目を迎えた記念すべき日からスタートした。 コラムを書き始めた頃、「520字で、さくっと読めるものを」と決めていたのに、1000字を超えることが当たり前になっている。書き始めると、どんどん膨らんで...
文化財保存修復学会、富山大会。第47回目を迎える本大会で、私はポスター発表に臨んだ。 テーマは、「高知県まきでら長谷寺蔵 木造仁王像の保存修理と情報発信──修理現場での企画開発とPR活動の意義と課題」。 文化財における広...
2025年6月14日、15日開催の文化財保存修復学会、富山大会。吉田家一同、3階の客席に座って発表を聞いていた。ぱっぱっと切り替わるスライドの光を追いながら、ある舞台のことが想起された。 東京都八王子市で開催される、舞台...
神社仏閣や伝統文化に息づく、文化や文化財を軸とした人々の生(なま)の声や姿、「今」起こっている出来事や思いを、さまざまな媒体を通じて多くの人と分かち合いたい。そしてそれを記録として未来に渡したい。 この思いが、当工房で展...
「なぜ文化財は守らないといけないんですか?」 3年ほど前、吉田は工房前で囲み取材に応じていた。製作は鎌倉時代に遡ると見られる仁王像の修理について、ある大手新聞社の記者からそう訊ねられた。 ふと思い出し、今日夫婦で話題にな...
文化財の学会に向けて、事例発表のポスターをつくっている。 先月、要旨集の原稿を書いたときにも思ったことだが、「よし、まとまった」と一息ついて見返すと、必ず何かが抜けている。肝心なひとことが洩れていたり、もうひとつ先まで言...
私は、「承欣 SHOW-GON」という、神社仏閣や伝統文化に特化したPRサービスを提供している。 PR=Public Relationsといえば、メディア各社と渡り合う、花やかなイメージを持たれる人もいるだろう。けれど、...
18歳の頃から3年間、宣伝美術として無我夢中で、時には徹夜もいとわなかったあの時代から、ずいぶんと時間が経った。 試行錯誤しながら作った劇団の公演チラシたち。一緒にファイルに大切に綴じていた版下も、引越しを重ねるうちにど...
大学時代、私はひょんなことから劇団の宣伝美術を任されることになった。小さな学生劇団で、他の劇団員より多少絵心がある、というだけの理由だった。全く経験はなかった。 そんな状態で、入団1ヶ月後に作った最初のチラシ。タイトルや...