現代造佛所私記No.103「文化財と物語 (3)」
神社仏閣や伝統文化に息づく、文化や文化財を軸とした人々の生(なま)の声や姿、「今」起こっている出来事や思いを、さまざまな媒体を通じて多くの人と分かち合いたい。そしてそれを記録として未来に渡したい。 この思いが、当工房で展...

神社仏閣や伝統文化に息づく、文化や文化財を軸とした人々の生(なま)の声や姿、「今」起こっている出来事や思いを、さまざまな媒体を通じて多くの人と分かち合いたい。そしてそれを記録として未来に渡したい。 この思いが、当工房で展...
「文化財を守る」。 ただ歴史をなぞる、知識を得るためだけなら、オリジナルを守る必要もなく、レプリカや映像、文字情報で事足りるのかもしれない。そうして、淘汰されたものは数知れない。 だけど、オリジナルを目の前にした時、ある...
「なぜ文化財は守らないといけないんですか?」 3年ほど前、吉田は工房前で囲み取材に応じていた。製作は鎌倉時代に遡ると見られる仁王像の修理について、ある大手新聞社の記者からそう訊ねられた。 ふと思い出し、今日夫婦で話題にな...
1000日毎日執筆すると誓って 100日目を迎えた。スタートした頃は「100日目はさぞ感慨深いだろう」と漠然と思っていたが、いざその日が来てみるとはまったく違った。 その当日である今日は、学会ポスターのデータ入稿締切日だ...
文化財の学会に向けて、事例発表のポスターをつくっている。 先月、要旨集の原稿を書いたときにも思ったことだが、「よし、まとまった」と一息ついて見返すと、必ず何かが抜けている。肝心なひとことが洩れていたり、もうひとつ先まで言...
まだ夜が明けきらぬうちに目を覚まし、台所の灯りの下で朝食を整える。 白湯を一口流し込んでは、片手でスマホの通知を確認する。メール、チャット、幾つかの確認事項。まだぐっすり眠っている娘の頬をそっと撫で、小さくささやくように...