現代造佛所私記No.86「インターン(13)」
連夜の夜なべがたたったか、朝から身体が鉛のように重かった。休み休みでないと動けず、うっかりお皿を一枚割った。頭も鈍く、昨日書いたコラムは、半ば夢のなかで綴ったものだった。いざ読み返すと、誤字脱字に赤面する。 そんな一日も...

連夜の夜なべがたたったか、朝から身体が鉛のように重かった。休み休みでないと動けず、うっかりお皿を一枚割った。頭も鈍く、昨日書いたコラムは、半ば夢のなかで綴ったものだった。いざ読み返すと、誤字脱字に赤面する。 そんな一日も...
日曜市の通りを歩く。嵐が過ぎた後の陽射しは強く、赤いテントを通してオレンジ色が差し込んでいた。 ドイツ人インターン生・Mariekeたっての希望で、今日は高知市の日曜市へ。目当ては、包丁。大切なボーイフレンドへの贈り物な...
パラパラ小雨が止み、空気がすっと透き通った。今日は、ドイツからのインターン生Mariekeを連れて、「山のくじら舎」(高知県安芸市)へ。 迎えてくださったのは、萩野社長とスタッフの湊さん。事務所から製材所、作業場のすみず...
今朝からたっぷり雨が降った。雨に洗われて、庭の緑はぐっと深みを増している。吉田仏師が不在の昼どき、今日はドイツからのインターン生・Mariekeと二人だけの昼餉である。 中央にどんと置いたバゲットの山。銘々の小皿にオリー...
昨日は、私のお茶の稽古と、吉田の弓道の鍛錬の日だった。師匠や兄姉弟子からも受け入れてもらって、Mariekeを伴って稽古に向かった。 「Beautiful」「I’m fascinated」とつぶやくMarie...
玄関先の野薔薇が満開となったこの一週間。振り返ると、当工房の新章がはじまったと思えるような日々だった。 5月13日、ドイツ南西部からやってきたインターン生Marieke。我が家の野薔薇も、彼女の来訪を祝していた。 彼女と...
仏像製作に着手したドイツ人インターン生、Marieke。食事中は宗教の話はタブーと言われるが、話題は仏像の話へと自然につながっていく。 昼食中、ふとした問いかけがあった。キリスト教では、神の姿を誰も見たことがないから像を...
ドイツからやってきたインターンのMariekeと囲む食卓。 日夜のこの時間が、芽吹いたばかりの関係性を栄養する。 来日前、「アレルギーも好き嫌いもない」と伝えてくれていた彼女だったが、実際に一緒に食事を摂ると、魚介類はあ...