木仏師の彫房四宝

先日、像内納入品に用いる和紙を探しに高知県いの町に行ってきました。 職人さんが楮100%の手漉き和紙を見繕ってくださいました(抄造:尾崎伸安さん、高知産楮100%、未晒し)。 手に取った手漉きの風合いの優しく美しいこと。...

七夕月間

もうすぐ旧暦の七夕ですね。我が家は新暦の七夕から旧暦の七夕までの約ひと月、七夕飾りを楽しみながら過ごしています。 今年はまきでら長谷寺様が立派な七夕用の笹を分けてくださったので、たくさん飾りを用意しました。ところが、ヤン...

台座の木取り (1)

童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の台座と光背の意匠が決定し、台座から着手しました。前回の記事はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」 木材は5年間寝かせておいたストックの中から物色します。ヒノキで造られたご仏身に合わ...

夏越しの祓えに寄せて

2022年のちょうど半分が終わり、下半期を迎えます。 本日6月30日の朝、裾を朝露に濡らしながら自宅前のカヤを刈り集めました。早い梅雨明けで日中は気温がどんどん上がります。お日様がまだ顔を出さないうちにと畑に出て、改めて...

梅雨前の匂いと蛍の夜

温湿度計を見ては「いつ梅雨入りするか」とソワソワしております。皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか? 私たちが暮らす山間の集落は、例年であれば朝は辺り一面真っ白なモヤに包まれ、湿度計は90%を示すような時期です。ところ...

「光を伝える」イラストを担当しました

「今日は女将にお願いがありまして…」 2021年の初夏、城満寺(徳島県)の田村航也住職からお電話がありました。穏やかなお声は、いつになく熱を帯びておいででした。 曹洞宗の根本宗典のひとつである「伝光録」を、イラスト付きで...