台座の荒彫り(童学寺様)

童学寺(徳島県)さまの薬師如来坐像の台座と光背の製作を進めております。

本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」
前回の記事はこちら→「槍鉋による台座表面の加工(童学寺)」

10月完成予定でしたが、作業が遅れており大変申し訳ございません。ご本尊のお姿をより引き立てるものとなるよう、引き続き鋭意取り組んでまいります。

台座の下から5段目までの木地が仕上がっております。

こちらの返り花の彫刻様式は、藤原期にみられるものです。

現在6段目の「華盤(けばん)」の荒彫りの真っ最中で、工房内はヒノキの香りでいっぱいです。

画像の「華盤(けばん)」も、時代ごとの様式の特徴がみられる部分の一つです。

あと3〜4日で華盤の彫刻が終わり、順次上の段を仕上げてまいります。

次の記事はこちら→ 「台座・光背の荒彫り〜完成(童学寺様)」

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