カテゴリー: 新作仏像
御衣木加持 T家ご本尊造像にあたって
1月上旬、香積寺さま(愛媛県東温市)にて、檀家さまのご本尊製作に先立ち、御衣木加持(みそぎかじ)が執り行われました。関係者皆さまから掲載のご許可をいただき、報告いたします。 仏像を彫る木材を御衣木(みそぎ)と呼び、その御...
彩色・截金の並木秀俊さん、祝・画集発売!
先月9月14日、日本画家・截金師の並木秀俊さんが、初の画集「金絲七彩」(新潮社)を上梓されました。おめでとうございます! 並木さんは、吉田仏師が10年以上前からお像の彩色と截金をお願いしてきた方で、私たちの結婚披露宴にも...
戦後80年に向け麒麟像製作スタート@薫的神社
台風6号が過ぎ、4年ぶりのよさこい祭りに賑わう高知県より、女将がお伝えします。 本日、薫的神社(高知市)で平和を祈る式典が開催されました。 神社に向かう途中、華やかなよさこいの衣装を着た若者を何人も見かけました。さまざま...
1250歳のお誕生日おめでとうございます
弘法大師空海が誕生した6月15日、心よりお祝い申し上げます。 今年は特に生誕1250年という節目ですね。当工房でも、お大師さまの御像の修理や稚児大師像の製作などが続いており、吉田仏師はじめ職員は日夜奮闘しております。楽し...
形を引き立てる彩色と截金
(2014年のコラムを加筆・修正) 「後世に残したいと心動かされる仏像には、お像そのものの品質はもちろんのこと、必ずと言ってよいほど、彩色・截金が施されている」吉田仏師がいいます。 「形が引き立つ彩色とはどのようなものか...
新作神像完成:空を泳ぐ鯨の神像(高知県安芸市)
山々の上で雲に乗り、悠々と泳ぐ鯨の神様。はるか昔から遠い未来までを見通し、山の麓に住まう人々を守っています。 「仏像を作るのと同じ技法で鯨の神様を造っていただけませんか」とご依頼くださったのは、木のおもちゃ工房「山のくじ...
台座の木取り (1)
童学寺(徳島県)さまの薬師如来坐像の台座と光背の意匠が決定し、台座から着手しました。前回の記事はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」 木材は5年間寝かせておいたストックの中から物色します。ヒノキで造られたご仏身に...
吉田家の正月支度 2021
2021年も残すところあと1日となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか? 弊所は年末ギリギリまで御修理にあたりつつ、併行して大掃除や新年を迎える準備を進めております。先日は、まきでら長谷寺さんで檀信徒さんと一緒にお...