真念庵蔵 弘法大師坐像 ご安置へ

昨年(2022年)から御修理でお預かりしていた真念庵(しんねんあん/高知・土佐清水市)の弘法大師像。

1年間の修理期間を終え、無事にご安置および長﨑勝教師(金剛福寺)により開眼法要が執り行われました。

お大師様のお戻りは町内放送されたそうで、たくさんの方が集まってくださいました。お包みしていた薄葉紙をとると、集落の方が歓声をあげたのち、口々に「おかえりなさい」と声をかけていらっしゃいました。

お祀りすると見ることがなくなる背面もご覧いただきました。

法要後、地区長さまに1ヶ月後、1年後、10年後の予定についてざっとご説明しました。ここからまた始まる、お仏像との歩みです。

「次の世代にもしっかり申し送ります」と力強いお言葉をいただきました。

「遍路の父」と呼ばれる真念師のお墓がある香川県の屋島寺の写真を見ながら話す地域の皆さま

なお、こちらの真念庵について、NHKアーカイブス(以下のURL)で建て替え前のお堂と、修理前のお大師さまがご覧いただけます。

https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0004990628_00000

この度の御修理でお世話になりました皆さま、本当にありがとうございました。