剥落止めと傷の手当て

古い仏像の修復をしている。 護摩焚きの影響なのか、繰り返されてきた木自身の収縮と膨張のせいなのか、塗料の成分の劣化か、お像の肌はあちこちがめくれ上がり、触れるとポロポロ剥がれ落ちそうである。 「剥落止め」とは、仏像を修復...