剥落止めと傷の手当て

古い仏像の修復をしている。 護摩焚きの影響なのか、繰り返されてきた木自身の収縮と膨張のせいなのか、塗料の成分の劣化か、お像の肌はあちこちがめくれ上がり、触れるとポロポロ剥がれ落ちそうである。 「剥落止め」とは、仏像を修復...

不動三尊の修理

不動三尊。制作年代はまだはっきりしないが、室町から江戸ぐらいだろうか。 ​​​ こちらのお像を当工房で修理させていただく事になり、先日所在地の小田原から引き取りに行ってきた。 所有者の方の了承を得たので、作業の様子を少し...