カテゴリー: お知らせ情報
現代造佛所私記 No.202「元気だったらいい」
仕事の打ち合わせに向かう途中だった。 家の近くのキャンプ場のカフェへ歩いていくと、見慣れない県外ナンバーの車がこちらに向かってくる。観光客かと思いきや、カフェを通り過ぎ、さらに先へ進もうとしている。この道の先にあるのは、...
現代造佛所私記 No.200「粉塵の中の祈り」
きのう、県外のお寺にて仏像の応急処置を行った。 手拭いを頭に被り、ヘッドライトをつけ、黒い作務衣に黒いパンツで堂内に足を踏み入れる。 薄暗がりの中で、だんだんと衣はほこりに白く染まっていく。何十年、いや百年単位で積もった...
現代造佛所私記 No.198「師長と名刺入れ」
黒一色の革に、小さなうさぎのモチーフがひとつ。 出張の荷造りをしていて、ふと手が止まった。長年使い続けてきた名刺入れが、なぜかいつもと違って見えたのだ。一見シンプルだが、そこはポール・スミス。さりげない遊び心が、持つ人の...
現代造佛所私記 No.197「転地効果」
朝の九時半から夜の七時半まで、まる一日を温泉で過ごした。 夫は北陸の温泉地に生まれた人である。その血筋なのか、娘も壺湯から炭酸泉へと渡り歩きながら、実に自然体で湯を楽しんでいる。私も、薬湯に始まりサウナ、水風呂へと、体の...
現代造佛所私記 No.196「不動と榧」
正午の夏の名残の日差しの中で、完成したばかりの不動明王立像を撮影した。 一本のカヤ(榧)から彫り出されたその姿は、憤怒の相を現しながらも、どこか慈愛に満ちた気配を漂わせている。 施主が望まれたのは、子どもたちを守る本尊と...
現代造佛所私記 No.195「切り取り線の妙」
ただ紙をやぶるだけで、目を輝かせていた赤子の頃の娘。 古今東西、紙が破れる様子にゲラゲラ笑う赤ちゃんの動画はたくさんある。力をある一定方向に加えると、紙は音を立てて裂けていく。その驚きと手応えの妙に、人は心を奪われるのだ...
現代造佛所私記 No.194「1000日チャレンジの月1ミーティング」
予定時刻を前に、一足先にZoomのルームに入室し、アプリの設定や動作を確認する。 昨日は、月に一度の1000日チャレンジチームのミーティングだった。Zoomの用意をするのはいつも私。自主的にその役割を買ってでたのだが、そ...











