現代造佛所私記 No.352「春の雅に向かって」
三月末の演奏会のチラシが届いた。公民館の方が提案してくださった一枚である。眺めるだけで、そこに春の風が吹くようだ。 刷り上がったばかりのチラシを、早速お茶の社中へ持参した。「何年前の写真つかいゆうがで〜」 と笑われながら...

三月末の演奏会のチラシが届いた。公民館の方が提案してくださった一枚である。眺めるだけで、そこに春の風が吹くようだ。 刷り上がったばかりのチラシを、早速お茶の社中へ持参した。「何年前の写真つかいゆうがで〜」 と笑われながら...
涅槃会の日である。 神社の月参りの日でもあった。 夫と並んで、人気のない参道を歩く。 冬のあいまに差し込んだ、小休止のような小春日和である。 まるで春が来たような、柔らかく水を含んだ空気を、胸にいっぱい吸い込む。 石段の...
(前編はこちら) プレスリリースを作って、マスメディアに情報提供している寺もある。試行錯誤でホームページやSNSを立ち上げ、手探りで更新しているご住職もいる。SNS担当を立ててからフォロワーが増え、来訪者増につながった寺...
「お寺って、行って良いかわからないんですよね。」 「お寺って、心が弱い人がいくところですよね。」 30〜40代の人と話していて、実際に聞いた言葉だ。 お寺にもよるが、開かれた行事にはたいてい檀家でなくても行けるし、それは...
最近、工房の猫「皓月」を、お母さんと呼んでいる。 もちろん冗談である。 朝食の席で、私の箸の上げ下げをじっと見張り、隙を見ては両手で押さえ込み、がぶりと主張するあたり、なかなかの貫禄だ。 いっぽう夫の膝には、するりと乗っ...
午後から雪の予報は出ていた。 けれど、こなつさんは「大丈夫」と言って、軽トラックでやって来た。いつもの、レトロモダンな着物姿で。PR講座のチラシを取りに、わざわざ。 同じ市内に住むPRプロデューサー仲間で、1000日チャ...