現代造佛所私記 No.320「キツツキと鞨鼓」

月に二度、氏神様へ月詣に行く。龍笛を携えて。 祝詞の後、音色を供えるのがいつからか習わしになった。 この山の家に引っ越して、もうすぐ丸五年になる。月に二度のお参りを重ねれば、荒天で遥拝した日を除いても百回以上になる。四季...

現代造佛所私記 No.305「大晦日」

工房の年越しは、いつものリズムに、氏神さまへのお詣りや、大掃除、おせちづくりなどが加わり、年の瀬らしい活気を帯びる。 ひとつひとつの支度が、年の終わりという節目を、静かに際立たせてくれる。 台所でおせちが完成する頃、夫と...