カテゴリー: 稽古と本番
現代造佛所私記 No.276「師走朔日の茶の湯(後編)―空間と律動」
美しい所作を目指し、稽古を重ねる日々。 その傍らには、いつも師匠の静かな眼差しがある。 いつも驚きと尊敬の念をおぼえるのだが、師匠はたとえ別の弟子と話をしていても、点前で起こるほんの少しのずれも見逃されない。そこにいつも...
現代造佛所私記 No.275「師走朔日の茶の湯(前編)―稽古備忘録」
とうとう今年も師走となった。朔日に稽古ができるのはちょっと珍しい。 兄弟子が新年の重ね茶碗の点前を稽古するのを見ながら、流れ星のように去っていく一年の手触りを確かめていた。 私は昨年一年、稽古を仕事で休んだ上に、今年は特...
現代造佛所私記 No.257「外郎売リターンズ」
大学時代、私は学生劇団に所属していた。毎日のように発声と滑舌の練習を重ねた日々だった。 稽古の基礎中の基礎として、私たちは歌舞伎の「外郎売」を繰り返し稽古していた。稽古の前には必ず、各々が一通りなぞる。ときには自分なりの...











