お知らせ情報/その他/コラム/家族の肖像/香りの記憶現代造佛所私記 No.327「思い出の中の家」 Posted on 2026年1月22日 「高知の山奥より、ご盛会をお祈りしています」 ご縁をいただいている音楽家から演奏会のお知らせが届くと、行きたい気持ちを宥めつつ、いつもそのようにお伝えする。 けれど、ある場所については、不思議なほど近く感じられ、今からで...
お知らせ情報/その他/コラム/家族の肖像/弓道/稽古と本番/道具現代造佛所私記 No.324「稽古日」 Posted on 2026年1月19日 肩の力が抜けた。 頭の中の取り留めない思考も、体に溜まった重さも、すうっと流れていった。 今日も、夫は弓道場へ、私は茶道の師のもとへと赴いた。それぞれ三時間ほどの稽古を終えて、車に揺られている。 事業を立ち上げて間もない...
お知らせ情報/その他/コラム/家族の肖像現代造佛所私記 No.323「仏師の手すさび」 Posted on 2026年1月19日 仏師の夫は、一日の半分近くを造仏に費やす。土日であっても、仕事から完全に離れることはない。 そんな彼にも、手すさびの時間がある。 結婚前、会社員だった頃、休憩中に端材でスプーンやしゃもじ、ヘラなどを削っていた。それらは、...
お知らせ情報/よしだ家歳時記/コラム/家族の肖像/香りの記憶現代造佛所私記 No.322「冬土用の間日」 Posted on 2026年1月17日 お正月の気配も、いつの間にか遠のいていた。玄関前に、花がほしいなと思った。 ハーブが枯れて寂しくなったプランターに、元気の出るような色の花を植えよう。そんな思いつきに、心が少し躍る。 「あ」 カレンダーをなぞる指が、はた...
お知らせ情報/コラム/仏像と人の物語/家族の肖像/工房の音/稽古と本番/雅楽現代造佛所私記 No.320「キツツキと鞨鼓」 Posted on 2026年1月15日 月に二度、氏神様へ月詣に行く。龍笛を携えて。 祝詞の後、音色を供えるのがいつからか習わしになった。 この山の家に引っ越して、もうすぐ丸五年になる。月に二度のお参りを重ねれば、荒天で遥拝した日を除いても百回以上になる。四季...
お知らせ情報/その他/コラム/仏像と人の物語/家族の肖像/香りの記憶現代造佛所私記 No.318「仏像の絵葉書」 Posted on 2026年1月13日 夫がお世話になった師匠から、仏像の絵葉書が届いた。 師匠が製作指導された十三仏と、華鬘(けまん)。新しい仏さまに備わる、木の清々しい香りが、葉書越しにも漂ってくるようだった。 お寂しい日々を送られているのではないかと、案...
お知らせ情報/その他/コラム/仏像と人の物語/家族の肖像/香りの記憶現代造佛所私記 No.317「消えた集落を歩く」 Posted on 2026年1月12日 小学生の娘からの提案で、人が去った隣の集落を目指し、自宅から歩いてみることにした。 途中から携帯の電波は入らなくなり、人の気配も消える。ときおり、山奥で作業しているらしいトラックが通り過ぎるくらいで、あとは沢の音と、たま...
PR/お知らせ情報/その他/コラム/家族の肖像現代造佛所私記 No.313「2つの動画から」 Posted on 2026年1月9日 よしだ造佛所のPRブランド承欣(SHOW-GON)では、動画を提供することもある。しかし、年季の入ったパソコンのスペックが近頃追いつかなくなり、もどかしい思いを抱えている。 今日もそんな日であった。 暖房を切り、顔を赤ら...
お知らせ情報/よしだ家歳時記/コラム/仏像と人の物語/家族の肖像/道具現代造佛所私記 No.312「運慶忌とうんケーキ」 Posted on 2026年1月7日 娘の冬休みの作文に、運慶忌のことが書かれていた。 我が家でいう「運慶忌」とは、仏師・運慶の命日に、その遺徳を偲んで営む、ささやかなお茶会のことである。 「一月三日、うんケーキを作って食べました」 原稿用紙をのぞき込んだ私...