現代造佛所私記 No.206「夏休みの自由研究 その後」
先日、市の図書館で開催されている、子どもたちの自由研究の展示を見に行った。 会場に足を踏み入れると、ほんのりと糊や紙の匂い。図書館の静謐な空気とは対照的に、なにか生々しい創造の匂いがした。 壁一面に並ぶ模造紙、テーブルに...

先日、市の図書館で開催されている、子どもたちの自由研究の展示を見に行った。 会場に足を踏み入れると、ほんのりと糊や紙の匂い。図書館の静謐な空気とは対照的に、なにか生々しい創造の匂いがした。 壁一面に並ぶ模造紙、テーブルに...
それまでの境内の空気が、また一変した。 舞楽「抜頭」が始まった。 舞人が首を振るのにあわせて、朱の面が鈍く光を照り返す。太鼓の響きと楽の音が、舞人の震える手、振り乱した髪と合わさって、胸に迫ってくる。足でドンと踏み鳴らさ...
仕事の打ち合わせに向かう途中だった。 家の近くのキャンプ場のカフェへ歩いていくと、見慣れない県外ナンバーの車がこちらに向かってくる。観光客かと思いきや、カフェを通り過ぎ、さらに先へ進もうとしている。この道の先にあるのは、...
黒一色の革に、小さなうさぎのモチーフがひとつ。 出張の荷造りをしていて、ふと手が止まった。長年使い続けてきた名刺入れが、なぜかいつもと違って見えたのだ。一見シンプルだが、そこはポール・スミス。さりげない遊び心が、持つ人の...
朝の九時半から夜の七時半まで、まる一日を温泉で過ごした。 夫は北陸の温泉地に生まれた人である。その血筋なのか、娘も壺湯から炭酸泉へと渡り歩きながら、実に自然体で湯を楽しんでいる。私も、薬湯に始まりサウナ、水風呂へと、体の...
ただ紙をやぶるだけで、目を輝かせていた赤子の頃の娘。 古今東西、紙が破れる様子にゲラゲラ笑う赤ちゃんの動画はたくさんある。力をある一定方向に加えると、紙は音を立てて裂けていく。その驚きと手応えの妙に、人は心を奪われるのだ...
予定時刻を前に、一足先にZoomのルームに入室し、アプリの設定や動作を確認する。 昨日は、月に一度の1000日チャレンジチームのミーティングだった。Zoomの用意をするのはいつも私。自主的にその役割を買ってでたのだが、そ...