現代造佛所私記 No.341「仏像を作ろうと思わなかった人の、発願」

「できたのですね!」 デバイスの液晶に、まるで肉声がそのまま立ち上がってくるような文字が並んでいた。 二年お待ちいただいた造像が完成し、開眼法要の段取りを整えるためにご連絡を差し上げると、すぐに返ってきた言葉である。 こ...

現代造佛所私記 No.340「僭越ながら、”仕事の達人”として」

製作途中の仏像と、参考文献、道具箱。作務衣姿の二人で抱え、地元の公立中学校の校門をくぐる。 ほどなく、ガラス戸に貼られた案内が目に入った。 そこには「仕事の達人」とあり、招かれた講師の名前が縦に並んでいる。初めて訪れる学...