現代造佛所私記 No.304「ドイツの職人とアロマ」
大掃除も新年の飾り付けもひと段落したころ、ふと思い出したものがある。ドイツの家具職人、ミラン氏から届いていた贈り物だ。 日本でのインターン先を探していた彼に、高知の家具職人さんを紹介した、そのご縁だった。 小さな天然石と...

大掃除も新年の飾り付けもひと段落したころ、ふと思い出したものがある。ドイツの家具職人、ミラン氏から届いていた贈り物だ。 日本でのインターン先を探していた彼に、高知の家具職人さんを紹介した、そのご縁だった。 小さな天然石と...
師走の準備も大詰め。年越しの支度で、買い出しに出た。 あちこち店を梯子して、必要なものを買い揃えた帰り道、日が落ちていく空が、思いがけず美しかった。 太平洋に沈む師走の太陽。 急ぐでもなく、名残を惜しむでもない、何度も見...
お寺の檀家さんやお知り合いに混ぜていただき、当工房も年末恒例の餅つきに参加した。 一晩水に浸した二升のもち米ともろぶたを抱え、いざ出陣。 舞台となるお寺の庫裡前に到着すると、すでに蒸しあがったもち米の香りが、冬の空気に芳...
お世話になっている和尚様から、思いがけず持鈴を譲り受けることになった。 四国遍路をされた際、ずっと身につけておられたものだという。華やかな香りに満ちた本堂で、興味を示した私に、その鐘を振って鳴らしてみせてくださった。 「...
朝から雪がちらつく、冬らしい一日であった。 夏休みの自由研究で、娘が高知県低学年の部・最優秀賞をいただき、四国大会へ派遣された。その折に取材に来てくださったケーブルテレビのディレクターさんが、本日我が家にも足を運んでくだ...
このコラム「現代造佛所私記」は、とにかく1000日書き続けようと思って始めた。 初回は、今年の3月2日。 何かはわからないけれど、何かが動き出したぞ、そんなふうに感じる日だった。 早いもので、明日で300日になる。あと7...
仏像の打ち合わせで訪れたお寺で、こたつを囲み、お菓子をいただいていた。 「お母ちゃん、これなんて読むの?」 ひと息ついて、何気なくお懐紙を外したその下に、金の文字が現れた。 娘が銘々皿を指差し、私の肩に頭をちょんと寄せて...
さて、固着した汚れが見えても、水や洗剤は基本的に使用しない方が無難である。 また、虫害については、新しいお像であればまず心配ない。木の成分によって、自然な防虫効果がある。万が一、虫穴や虫糞を見つけた場合でも、市販の殺虫剤...
年末の準備はいかがだろうか。 我が家では、無理のない範囲で、少しずつ掃除を進めている。 居間には、木地の仏像や神像が五軀おわす。年の瀬を前に、今日はそのお像たちの埃を払った。 埃を払う、というとあっさりしているが、筆を持...