台座の木取り (2)

童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の火災で焼けた台座と光背、ただいま新しくお造りしています。

本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」
前回の記事はこちら→「台座の木取り (1)」

木材を切り揃えて表面の鉋がけが終わると、いよいよ台座の形に組んでいきます。

格段2〜3材を膠水で接着しています。さすが昔ながらの接着剤、しっかり貼り合わせることができました。

格段を図面通りに積み重ねていくと、台座らしいシルエットが浮かんできます。図面に合わせてバランスを確認し、実際のご仏身と合わせる際に運びやすいよう連肉部分を少し削ります。ヒノキの木端が大量に出てきました。とても良い香りです。

次は光背の木取りが始まります。またぜひご覧ください。