童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の火災で焼けた台座と光背、鋭意製作中です。
本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」
前回の記事はこちら→「台座の木取り (2)」
今回は、光背の木取りを振り返っていきたいと思います。
大きな光背は、一枚の板から作るのではなく、いくつかのパーツに分けて作っていきます。今回は、身光部(中央の部分)3枚、周縁部7枚の計10枚のヒノキの板を合わせて作りました。
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板の上に下絵を写していきます。このために作った手作りコンパスが大活躍でした。
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![](https://zoubutsu.com/wp-content/uploads/2022/11/DSC_2133-edited-1-rotated.jpg)
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外側から木を取り除いていきます。昔は手作業で行っていたんでしょうが、今は糸鋸(木材用ミシン)で大まかに削ってから手作業に移ります。
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周縁部の繋ぎ目が滑らかになるよう注意しました。複数のパーツがしっかり安定するよう固定方法を工夫しております。
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次回は、ご仏身を実際にお乗せしてバランスを見ます。