本日4月8日は、お釈迦さまのお誕生日として、全国のお寺で盛大にお祝いされている。
我が家は自宅で、「お釈迦さまお誕生日だねえ」と家族で話しながら過ごした。お釈迦様がお生まれになったからこそ、今があることをしみじみと確認し合う1日だ。
昨年の花祭り、娘は私の依頼を受け、粘土で誕生仏を造像した。それまでは、「仏影蔬(ぶつえいそ)」と呼ばれる「筍」を誕生仏に見立ててお祀りしていたが、いよいよ我が家にも誕生仏のお像がやってきた。
娘謹製の誕生仏は、右手を天に、左手を地に向けたあの姿。驚いたのは、蓮の花びらを一枚ずつ丁寧に葺いて、台座を仕上げたこと。そして頭頂には、リボンをひとつ添えた。彼女の創作だ。
誕生仏にリボン。
「現代に生まれていたら、お釈迦さまもリボンやレースのついた産衣を着せてもらっただろうね」と話したことを思い出す。
娘が作ったリボン付きの誕生仏は、今年も我が家でお誕生日を迎えている。
「麻耶夫人および天人像」をモチーフにした、びじゅチューンの「ツイスト出産」を歌いながら踊る、我が家の灌仏会の陽気な1日だ。
そういえば、今日も大家さんと森の前で立ち話した。「今年は筍も早い。猪に全部やられてるけど」とおっしゃっていた。娘作の誕生仏がなければ、今年は仏影蔬をお祀りできなかったかもしれない。
南無釈迦牟尼仏


