現代造佛所私記 No.332「雲中奏楽団から春のお届け」

「雅楽のロビーコンサートをお願いできないでしょうか」

一年ほど前、香風舎様と、私たち雲中奏楽団(よしだ造佛所・雅楽部門)の演奏の様子が、テレビや新聞で報道された

それが一つのきっかけとなり、企画のなかに私たちの名前が挙がったのだと、後で伺った。

地元の公民館の館長さんから、昨年末にご連絡をいただいた。やり取りを重ねるうちに話は少しずつ形が見えてきて、この三月末、公民館で演奏の場をひらくことが決まった。

大規模なものではないけれど、広く開かれた催し。どんな人とご一緒できるのかな?雅楽という音楽がもつ楽しさや、時間の流れの異なり方のようなものを、ほんのひとときでも感じていただけたら良いな。そんな楽しみで胸が膨らんでくる。

今日は現地での打ち合わせだった。館長さんたちと当日のアイデアを出し合い、これから先のことにも、自然と話が及ぶ。

高知の山奥で暮らすなかで、私自身が気づかされた、雅楽と生活との距離の近さについても、言葉を添えて共有させていただいた(以前のコラム参照「キツツキと鞨鼓」)。

「よかったらどうぞ」

そう促され、コンサートを予定している場所で、龍笛をひと吹き。 日当たりのよい空間に、音がやわらかく響き、余韻を残す。ここで初めて、雅楽の音色が響くのか。

桜も綻び始める頃だろうか。皆様と一緒に、春をことほぎたい。

三月末、春めいた頃に、ぜひお会いしましょう。

詳細は、また改めてお伝えしていきたい。

報道されたニュース
2024年11月5日 RKC「子どもたちが日本の伝統文化に親しむ 小学校で雅楽の演奏会」
2024年11月6日 高知新聞「みやびやかな音色楽しむ 夜須小で雅楽演奏会 香南市」