現代造佛所私記 No.318「仏像の絵葉書」

夫がお世話になった師匠から、仏像の絵葉書が届いた。 師匠が製作指導された十三仏と、華鬘(けまん)。新しい仏さまに備わる、木の清々しい香りが、葉書越しにも漂ってくるようだった。 お寂しい日々を送られているのではないかと、案...

現代造佛所私記 No.317「消えた集落を歩く」

小学生の娘からの提案で、人が去った隣の集落を目指し、自宅から歩いてみることにした。 途中から携帯の電波は入らなくなり、人の気配も消える。ときおり、山奥で作業しているらしいトラックが通り過ぎるくらいで、あとは沢の音と、たま...

現代造佛所私記 No.307「文殊さまの功徳」

本日も、晴れ着で初詣に出かけた。 午後、竹林寺さま(高知市)にお詣りすると、本堂の前にはすでに長い列ができていた。老若男女、途切れることなく人が並び、ゆっくりと進んでいく。 読経の声、参拝者がつく鐘の音。正月らしい賑わい...

現代造佛所私記 No.303「吉田家の正月支度 2025」

師走の準備も大詰め。年越しの支度で、買い出しに出た。 あちこち店を梯子して、必要なものを買い揃えた帰り道、日が落ちていく空が、思いがけず美しかった。 太平洋に沈む師走の太陽。 急ぐでもなく、名残を惜しむでもない、何度も見...