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よしだ造佛所
仏像を古典技法で製作販売する四国の工房
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カテゴリー: 小説

お知らせ情報/その他/コラム/小説

現代造佛所私記 No.390「忘れ物回収人—寿司(後編)」

Posted on 2026年3月27日

——ガタンゴトン。 列車の走行音で我に返ると、紗枝は、出入り口の隣に立っていた。ぼやけた視界の真ん中で、吊り革の揺れが、ぴたりと止まって見える。バッグを両手で抱えたまま、いつの間にか眠っていたようだ。 周りには、疲れた顔...

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現代造佛所私記 No.389「忘れ物回収人—寿司 (前編)」

Posted on 2026年3月26日

「お降りの際は、傘などのお忘れ物にご注意ください」 地下に潜った列車の窓に、春の雨が雫になって散る。ガタンゴトンと一様に人を揺らし、最終列車が滑り抜けていく。 慰労のにじむアナウンスが、紗枝の疲れ切った体に沁みた。ふと見...

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現代造佛所私記 No.371「目撃者として」

Posted on 2026年3月7日

「手紙を食べる森」という言葉が、どうやって私の前に来たのか、自分でもよくわからない。 気づいたときに生まれていた。タイトルだけが先に。 そこから書き始めると、物語は勝手に動いた。1,000字くらいにまとめるつもりが、気づ...

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現代造佛所私記 No.370「手紙を食べる森 (7)」

Posted on 2026年3月6日

松浦は、女の返事を待たずに「小夏の後始末するから」と、農作業用の小屋にさっさと入って行った。マルがブルブルっと体を降った。 二人と一匹は大樹の車に乗り込み、タキばあの家に向かう。十五時を過ぎても、雨は衰える気配がない。 ...

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現代造佛所私記 No.369「手紙を食べる森 (6)」

Posted on 2026年3月5日

「なんと書かれたのか、お聞きしてもいいですか?」「——おかいさん以外のものが食べたくなったら教えてください、と」 大樹はニコッと笑って、おかいさんって、お粥のことです、と申し添えた。女は不思議そうに首を傾げながら、二、三...

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現代造佛所私記 No.368「手紙を食べる森 (5)」

Posted on 2026年3月4日

枝を踏む音がして、若い女がひとり、右のこめかみを拳で押さえながら、木陰から姿を現した。 年のころは、二十八か九か。海外のアウトドアブランドのウィンドシェル、鮮やかなコーラルピンク。ハーフパンツから靴までレギンスでしっかり...

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現代造佛所私記 No.367「手紙を食べる森 (4)」

Posted on 2026年3月3日

村の伝承では、八百年以上前から、この森は願いの手紙を食べてきたと言われていた。郷土史にほんの数行、それからタキばあが登場した新聞記事に、チラッと書かれているくらいで、詳しいことはわかっていない。 しかし、その昔、祖父の洋...

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現代造佛所私記 No.366「手紙を食べる森 (3)」

Posted on 2026年3月2日

「ほんでも、ようきたにゃぁ。えらい都会の風ふかしてから、なぁ!ははは」 黄色い果実がどっさり入ったコンテナを物色しながら、松浦は大きな声で話し続ける。大樹は屈んで、マルの頭や体を撫でた。マルは尻尾をブンブンと振り回し、ぴ...

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現代造佛所私記 No.365「手紙を食べる森 (2)」

Posted on 2026年3月2日

タキばあの家を出た先のT字路を北へ進むと、九十九折りの一本道がある。それを登りきるとこんもりとした森がある。これが、「楠久(くすく)の森」だ。 道の脇には、苔むす大小の石たちが、パズルのように組み合わさって石垣を成してい...

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現代造佛所私記 No.364「手紙を食べる森 (1)」

Posted on 2026年2月28日

大樹がその集落跡に着いたのは、朝の八時だった。高知市から車で40分、山道を登ってやってきたのは、父方の祖母の家である——と言ってももう六年ほど空き家になっているが。 日焼けで脱色された縁側に腰かけると、幼少期に遊んだ景色...

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■催事情報

【NEW】 「やさしい日本語 de 雅楽」
2026年3月22日(日)11:30〜12:30
@のいちふれあい公民館
雲中奏楽団 と 四国雅楽愛好家


【END】 『庖丁式と雅楽の祭典』
2025年11月15日(土)13時30分〜
@須崎市民文化会館
雲中奏楽団 沙織 参加


【END】『正一位大川上美良布神社御本殿創建百五十年記念【雅楽奉納演奏と白拍子舞】』
2025年9月21日(日)13時〜
@正一位大川上美良布神社通夜殿(香北町有形保護文化財)
雲中奏楽団 沙織 参加


【END】 『豊遊会 高松公演 雅楽』
2025年2月24日 (月祝)
@香川県高松市・サンポートホール高松
雲中奏楽団 沙織 参加


【END】 『平安の雅・白拍子と雅楽の世界』
2024年5月25日 (木)
@高知市・土佐神社
雲中奏楽団 安成・沙織 参加


【END】『見えない方・見えにくい方向け 仏像を"感じる"会』
2023年10月5日 (木)


【END】『仏師の技術』
2019年11月3日 (日・祝)
@高知城歴史博物館


【END】「仏像茶話」
2019年1月29日 (火)
@海の駅東洋町


【END】「安成展−慈しみ宿す木々−」
2017年11月3〜5日
@高知市・ファウストギャラリー


【END】「手のひらの仏たち」
2016年12月8〜14日
@東京・浅草橋「ルーサイト・ギャラリー」

■最新の投稿

  • 現代造佛所私記 No.392「肉筆尊し」 2026年3月28日
  • 現代造佛所私記 No.391「番組審議委員会へ」 2026年3月27日
  • 現代造佛所私記 No.390「忘れ物回収人—寿司(後編)」 2026年3月27日

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