カテゴリー: 家族の肖像
現代造佛所私記 No.244「一人のためのHappy Halloween」
すっかり日本にも根づいたハロウィンだが、我が家では特別な飾りつけをするでもない。ただ、娘は保育園のころから季節の行事として楽しんできたので、なんとなく仮装をしたい気持ちだけが残ったようだ。それで、いまは「お隣さんに見せる...
現代造佛所私記 No.243「榊との関係」
「これ、裏に植えたお榊だよ」 神棚に一日の終わりの挨拶をして、お供えを下げる手を動かしていたときだった。夫が荒神様のお榊を見ながら、ぽつりと言った。 以前はスーパーやホームセンターでお榊を買っていた。透明な袋に入って、値...
現代造佛所私記 No.242「皓月へ」
もう覚えていないかもしれませんね。初めて会ったのは、ちょうど五年前。十三夜の月夜でした。 運転席の前を白いふわふわしたものが横切りました。慌ててブレーキを踏んだとき、胸がドッドッと早鐘を打ちました。空の遠くで月が照らす山...
現代造佛所私記 No.239「自由研究その後、のその後」
先日、高知県内の各支部から選ばれた小中学生が集まり、高知市内の県立図書館で自由研究発表会が開かれた。 娘も県東部代表として、参加することになった。決まってから当日までは時間がなく、大慌てで原稿とスライドをつくり、放課後の...
現代造佛所私記 No.233「小さな発表者」
大きく開いた窓から、夕方のやわらかな光がさし、教室の影と溶け合っている。児童の姿のない放課後、私たち夫婦は娘の教室にいた。 黒板には、明日の予定が丁寧に板書され、色とりどりのグループ分け表や子どもたちの愛らしい絵が並ぶ。...
現代造佛所私記 No.229「連絡帳のサイン」
今日は「彰子」と書いた。小学校の連絡帳に記す、私のサインである。 「吉田」とは書かない。今年の二学期から、娘との小さな約束があるからだ。 それは、連絡帳のサインがわりに、歴史上の人物の似顔絵を描くこと。いや、人物ではない...










