月読の光を待ちて

今年の十五夜、晴れましたね。
全国各地でお月見されている様子を、SNS等で楽しく拝見しました。

工房でも、畑のいもを掘ったりお団子を作ったりして、ささやかにお祝いをしました。

月の満ち欠けが教えてくれる暦が、季節に取り残されることなく安心して暮らす指針になっていること、野菜や果物などのたくさんの実りがもたらされたこと、月の美しさに心を清めていただいた夜のこと……感謝の思いを込めて礼拝しました。

夜は笛は吹かないようにしているのですが、今夜は特別です。
つたないながら龍笛の音色を奏上しました。

眩しいくらいの月影に越殿楽を
月読の光を待ちて執る笛の ひびけ音はるか影隠るまで