2014年の世田谷「ボロ市」で購入した大鋸で製材している。
使うのは今回初めてだが、鋸鍛治の滝次郎さんに焼き入れと目立てをやってもらって、すこぶる調子が良い。
柄は自分で挿げ替えた。
鋼材は和鋼(砂鉄を鍛造したもの)だそうで、明治期ぐらいの鋸ではないかとのこと。
木材はビャクシンという木。
切ってみると心材はずいぶんな紫色だった。
茶褐色をしているのかなと思っていたので、意表を突かれた感じだ。
この木で観音像を作るのだが、どうなるか。
それにしても、古い鋸を手入れして使うのは気持ちがいい。
なんだかよい仕事をしている気になれる。