2025年5月5日(月)〜5月11日(日)
連休の終わりとともに始まったこの一週間。GWらしい日はほとんど過ごせなかったが、振り返ってみると、心の内は自由に飛び回っていたように思う。
それぞれのコラムがすくいあげたのは、そんな心の小旅行の様子。
自分の中にあるものを使い切りながら取り組むPRの世界、家族と興じた遊びの世界、諸法の実相の中(ある尼僧さんからいただいたお言葉)、仏壇がつれていってくれた祖先との再会の場、香りが渡してくれた次の季節…なんと自由に飛び回った1週間だっただろう。
- No.65「コックピットから」仕事と生活が溶け合う1週間を俯瞰すると、人生というロボットの操縦席にいるような感覚に。まだ見ぬ未来の気配を感じつつある地点。
- No.66「伝える力」特異な分野で展開しているPRサービス「承欣 SHOW-GON」の楽屋話。
- No.67「マンカラ」家族で連休最終夜に興じたボードゲーム「マンカラ」。子供の成長とその満月のように満ちた愛と信頼を注がれた夜。
- No.68「緑の祝祭」祝福の新緑の景色に圧倒された、幸せなひととき。きらめく緑の宝石の国が突然現れた白昼夢のようなひととき。
- No.69「根を張る祈り」実家の仏壇の前で初めて主体となっておつとめをした連休。連綿と続いてきた祖先からの祈りを受け取り、受け渡していく実感。
- No.70「今日はうどん」執筆の力みがやや抜けて、毎日の食事を考えるような日常に。気軽に啜るうどんのような一編。
- No.71「母の日」梅雨前の大掃除。清浄なる空気の中、香炉が「気」を立ち上げ季節の変わり目を確定する。
肉体自体は多くの時間をPCの前で費やしたが、この世界を映し出すコックピットにいる何かが、いろんな世界を見せてくれた。透明に澄んだ眼差しの前に、快や不快、物語がやってきてはどこかへ行ってしまった。
後に残ったのは、静かな喜びをたたえた凪いだ海のような心地。
コラムを書く意味は、ここにあるのかもしれない。
先週1週間で、最も反応が多かったコラム:No.69「根を張る祈り」