現代造佛所私記 No.551「テレビ東京ナゼそこ出演」

5月末、高知の山奥にある我が家へ、テレビ東京「ナゼそこ」の取材クルーがやってきた。

高知ではリアルタイムで放送されていないが、TVerでは全国からご覧いただける。

「ナゼそこ」は、ユースケ・サンタマリアさん、加藤綾子さんと、毎週のゲストとともに、秘境で暮らす人々の暮らしを訪ねていく番組である。

「日本に、こんなところがあるの?」
「こんな暮らしをしている人がいるの?」

毎回そんな驚きがあり、そこに住むことになった人の人生に、笑ったり、胸を打たれたりする。時には海外まで足を延ばすこともあり、番組を見たことがきっかけで、その後の人生が変わった人も実際にいるという。

私たちが出演する回は、本日夜8時58分から放送される。

今回のゲストは、香川県御出身の高畑淳子さん。昔から大好きな女優さんなので、こちらも嬉しい。

【高知山奥へ移住?!】
サグラダ・ファミリア修繕者らが並ぶ名鑑に載るスゴイ人が謎の山奥暮らし…300年ぶり大偉業とは?

高知県の山奥を走るローカルバスの終点&さらにその先で秘境人探し!道中で出会った、東京・世田谷から当時3歳の娘を連れ、ワケあって移住したご家族の夫が実はスゴイ人物だった。なんとその人物は、サグラダ・ファミリア修繕者らと並び世界の名鑑に載っており、しかも300年ぶりに“ある大偉業”を成し遂げたという!一体何者なのか?

そして、ナゼわざわざ山奥で暮らしているのか?その裏には、幼少期の父子家庭、不登校や引きこもりを経験し「絶望から命を救われた」という感動のドラマが!

私たちの暮らしが、いったいどんなふうに映っているだろうと、ソワソワしている。

取材クルーの御三方は、1週間ほど麓の宿に滞在し、地域の方々にも聞き込みをしながら、私たちの暮らしを丁寧に撮影してくださった。

娘は、思いがけない客人に大喜び。

ADの方を、まるで親戚のお姉さんのように慕い、お絵かきに誘ったり、おしゃべりしたり。いつの間にか女子会まで始めたりした。

皆様、とても親しみやすく、それでいて礼儀正しい。私たちもすっかり気安くお話しするようになり、何だか遠方に住む友人を迎えているような気持ちになっていった。

撮影の合間には、夫が料理を作って振る舞ったり、展望台で野点をしたり。その時の私たちにできるもてなしをさせてもらった。

そんなふうに楽しい時間を過ごした分、お別れのときには娘もしょんぼりしてしまった。

「また来てね! 絶対来てね!」

そう言いながら、車が見えなくなるまで夜の山道で手を振っていた。

ところで、普段のニュース取材などでは、放送前の確認連絡は数回あるかどうかである。

今回は、それとは比べものにならないほど、取材後にもきめ細かな確認が何度もあった。

「そこまで確認するのか」と、こちらが驚くほどであった。

関わる人を傷つけたり、意図しない形で伝わったりすることがないように、おそらく複数の方が細かく確認されていたのだろう。

一つの番組をつくるために、画面に映るものだけではなく、その背景にいる人たちのことまで、これほど丁寧に考えているのか。

PRプロデューサーとしても、勉強させていただくことがたくさんあった。

さて、あの1週間の取材が、いったいどんな番組になったのか。家族3人、少しドキドキしながら、宵の支度をしている。

今夜8時58分。

テレビの向こう側で、あの日々がどんなふうに動き出すのか、私たちも一緒に見届けたいと思う。