「寝る前にヨガしてみよっか」
「いいねぇ!」
小学校から届いた、「ふれあいカード」と言うファイルを見ながら、娘と話す。
保護者と子どものふれあいを増やす取り組みで、就学前から何年も続けている。毎回、独自の目標を書く欄があり、「猫を撫でる」とか、「一緒に歌をうたう」など、ふれあいの計画を立ててきた。
最近我が家では、睡眠の質を上げることを大切にしていて、その流れで学校の課題もその流れに乗せてみた。
今は家庭内だけだが、東京在住時のある時期ヨガの講師をしていたことがあり、多少(本当に少しだけ)誘導の心得がある。
3人で布団に入ると、簡単なアーサナを始める。体が伸びたり、縮んだりするうちに、娘は大きなあくびを連発し始める。
「ねぇ、早く屍のポーズしようよ」
娘は、気持ちよく睡眠に誘ってくれるシャバアーサナが大層気に入ったようだ。最初の四日ほどは、シャバアーサナで脱力の誘導を始めると、程なく寝息を立て始めた。
一度、夫に誘導をしてもらったのだが、娘はなぜかツボにハマったらしく、ゲラゲラ笑い転げてヨガどころではなくなった。でも、それがまた心地よい疲労を呼んで、笑い疲れて眠った。この夜だけは笑いヨガであった。
ヨガをするのが日課のようになってきて、娘も慣れてきたのだろう。その後はワニのポーズをしている途中に「もう眠い…」と呟いてそのまま眠ってしまうようになった。
私に似て夜型の性質で、眠れないと辛そうにしていることもしょっちゅうあったのだが、この1週間はそれが全くない。それだけでも、心身が安定したのではないだろうか。
1週間を終えて、本日振り返りをした。
「ヨガ、続けてみてどうだった?」
「気持ちよくて楽しくて、ぐっすり眠れたよ!体がスッキリして、全部楽しくなった。」
「それはいいね!他に何か気づいたことある?」
「うーん、なんかね、あれもしてみたい、これもしてみたいって思うようになったかも」
「へぇ、それはすごいね!…そうだ、お母ちゃんも気づいたことがあるよ。Yちゃん、宿題やるの前はすごく嫌がってたのに、最近は嫌がらなくなったよね。それも関係ある?」
「…あるかもしれない。ヨガ、続けたいな」
ヨガのおかげなのか、寝る前に家族揃って過ごすのがよかったのか、因果関係はわからないけれど、課題の期間が終わってからも続けてみることにした。
「早くヨガしようよ!」
布団から娘が呼ぶので、今日はこの辺で。


