仁王像を御安置しました

4年がかりの修理が完了し、仁王さまを山門へお連れいたしました。

ご安置作業には、ご寺族さま、檀家の皆さまはじめ、楠本彰一さま、白米和則さま、高知県建設労働組合の5名の皆さまに多大なるご助力を賜り、誠にありがとうございました。

写真・映像記録をとってくださった皆様にも感謝申し上げます

また、以下のメディア各社さまに、さまざまなシーンをご取材いただきました。修理完成を一緒に喜んでくださった記者さまもいらして感激しております。

高知新聞、読売新聞、香南ケーブルテレビ、RKC高知放送、朝日新聞、仏教タイムス(敬称略)

これからじわじわ実感が湧いてくると思いますが、今は無事お納めできた安堵でいっぱいです。

コロナ禍と共に始まった仁王像修理プロジェクト、後は来月の開眼法要を残すのみです。

よしだ造佛所の奏楽部門「雲中奏楽団」に師匠方をお招きして式典に花を添える予定で、吉田仏師は楽箏を担当いたします。

振り返ってみればあっという間の4年間でした。見守ってくださっていた皆様、本当にありがとうございました。

まずはお礼とご報告まで。

▶︎10/23 高知新聞 「仁王像170年ぶり修復完了 香南市長谷寺 4年ぶりに帰還 地元歓喜」

▶︎10/23 読売新聞「まきでら仁王像 修復完了」

▶︎10/26〜11/1 香南ケーブルテレビ「マチの出来事」で放送

▶︎12/3 朝日新聞「人口18人の山村集落 総額2千万円で2体の仁王像を修復した思いは」

▶︎11/1 RKC高知放送 こうちeye 「香南市夜須町の長谷寺の仁王像が修復終了 約4年ぶりに元の山門へ」

▶︎10/30 高知新聞 閑人調 「仁王像と夫」掲載。
仁王像御安置当日作務衣姿のままで書き上げたコラムです。編集者さんが「ドキュメンタリー映画を見ているような感じ」と言ってくださいました。

「ついにその日の朝がきた。午後は雨の予報。早朝からすでに空はどんよりと暗い。夫婦で運営する仏像工房の入り口で空を見上げる夫は『間に合うだろう』と冷静だ。4年間の修理を終えた仁王像をいよいよ寺の山門へ安置する…」(無料・要登録)

★…画像提供 北村健三様