現代造佛所私記 No.320「キツツキと鞨鼓」

月に二度、氏神様へ月詣に行く。龍笛を携えて。 祝詞の後、音色を供えるのがいつからか習わしになった。 この山の家に引っ越して、もうすぐ丸五年になる。月に二度のお参りを重ねれば、荒天で遥拝した日を除いても百回以上になる。四季...

現代造佛所私記 No.318「仏像の絵葉書」

夫がお世話になった師匠から、仏像の絵葉書が届いた。 師匠が製作指導された十三仏と、華鬘(けまん)。新しい仏さまに備わる、木の清々しい香りが、葉書越しにも漂ってくるようだった。 お寂しい日々を送られているのではないかと、案...