現代造佛所私記 No.444「正面」
「ここが正面かな」 「そうですね」 器と植物の造形作家、内田牧子さんの個展に向けて、会場となるHOTEL MONONOBA(高知県安芸市)にて、図録用の作品撮影が行われた。 PRの一環で、取材風景を撮影した素材をご覧にな...

「ここが正面かな」 「そうですね」 器と植物の造形作家、内田牧子さんの個展に向けて、会場となるHOTEL MONONOBA(高知県安芸市)にて、図録用の作品撮影が行われた。 PRの一環で、取材風景を撮影した素材をご覧にな...
師匠が担当するお茶席の手伝いに、慶雲庵に赴いた。 真夏日を記録し始めた土佐五月。夏用の長襦袢がサラサラと心地よい。師匠はじめ、社中の先輩方は流れるように支度を整え、私もその中であれこれと動いていた。 やがて、カラッとした...
「とりあえずここまで」 細切れ時間のなかで、まち針を打っては手を止め、5分だけ運針をして止める。 これまで、夜なべしてでも一気にしていた半襟づけを、今日はできる時間の中で出来るだけ、に変えてみた。夏の長襦袢の手触りがサラ...
私のMacbook airは10年選手。 いよいよガタがきていて、1ヶ月ほど前からキーボードの反応が鈍くなり、この1週間くらいは一部のキーが全く反応しなくなった。 再起動しながら騙し騙し使っていたが、パスワードにも含まれ...
朝の光の中、娘と連れ立ってバス停にいく道すがら。ひらひらと目の前を横切るものがあった。 「えっ?今の時期に?」 驚いて目で追う。それは、アサギマダラだった。朝日に照らされて、美しい模様を輝かせていた。 この辺りに住んで6...
「白湯?ただの湯?」 一日の終わりに最後の白湯を飲みながら思い出す。今から11年ほど前になる。 晩秋に富山の木彫家の師匠宅を訪ねた時、飲み物を勧められた。コーヒー?紅茶?と訊かれて「お白湯がありがたいです」と応えた私たち...
地元でさまざまな業種を営む人との交流会。解散間際のことだった。 部屋が割れんばかりの賑わいが冷えた夜の空気にとけ、さっきまで笑い合っていた人たちが、それぞれの夜へと散ってゆく。再会を約束して。 名残惜しさと解放感が入り混...