光背の木取り(童学寺様)
童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の火災で焼けた台座と光背、鋭意製作中です。 本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」前回の記事はこちら→「台座の木取り (2)」 今回は、光背の木取りを...
童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の火災で焼けた台座と光背、鋭意製作中です。 本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」前回の記事はこちら→「台座の木取り (2)」 今回は、光背の木取りを...
先日お知らせしました仏像の科学的調査。442年ぶりの皆既月食と惑星食の話題で持ちきりだった11/8に始まりました。前回記事はこちら→「仏像の科学的調査決定」 東北大の大山幹成先生(木材組織学)と高知大の松島朝秀先生(文化...
(2014年のコラムを加筆・修正) 「後世に残したいと心動かされる仏像には、お像そのものの品質はもちろんのこと、必ずと言ってよいほど、彩色・截金が施されている」吉田仏師がいいます。 「形が引き立つ彩色とはどのようなものか...
初夏くらいからご提案&調整してきた仏像の科学的調査。来月実施の目処がたち、最終調整しております。 また、この調査は高知県では初めての試みだと伺い、急ぎ地元の彫刻史の学芸員さんはじめ、修理プロジェクトを追って下さっ...
山々の上で雲に乗り、悠々と泳ぐ鯨の神様。はるか昔から遠い未来までを見通し、山の麓に住まう人々を守っています。 「仏像を作るのと同じ技法で鯨の神様を造っていただけませんか」とご依頼くださったのは、木のおもちゃ工房「山のくじ...
童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の火災で焼けた台座と光背、ただいま新しくお造りしています。 本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」前回の記事はこちら→「台座の木取り (1)」 木材を...
先日、像内納入品に用いる和紙を探しに高知県いの町に行ってきました。 職人さんが楮100%の手漉き和紙を見繕ってくださいました(抄造:尾崎伸安さん、高知産楮100%、未晒し)。 手に取った手漉きの風合いの優しく美しいこと。...
室町時代からまきでら長谷寺(高知県香南市)の山門を守ってきた仁王像。檀信徒の長年の悲願でいらした修理が2020年から始まり、2年が経ちました。 コロナによる様々な制限や他の案件の急な予定変更により、予定していたスケジュー...
もうすぐ旧暦の七夕ですね。我が家は新暦の七夕から旧暦の七夕までの約ひと月、七夕飾りを楽しみながら過ごしています。 今年はまきでら長谷寺様が立派な七夕用の笹を分けてくださったので、たくさん飾りを用意しました。ところが、ヤン...
童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の台座と光背の意匠が決定し、台座から着手しました。前回の記事はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」 木材は5年間寝かせておいたストックの中から物色します。ヒノキで造られたご仏身に合わ...