ご仏身と仮合わせしました(童学寺様)

童学寺(徳島県)の薬師如来坐像の火災で焼けた台座と光背、鋭意製作中です。

本プロジェクト開始についての経緯はこちら→「火災で焼けた台座・光背の製作開始」
前回の記事はこちら→「光背の木取り」

台座・光背とも木取りができましたので、実際にご仏身と合わせるために徳島某所にお伺いしました。

童学寺の塩田住職、徳島県立博物館の学芸員の方にも同席いただいたのですが、色々とこちらの不手際がありお時間をとらせてしまいました…。当日朝に段取りしていたことをすっぽり忘れてしまったり、車に道具を置き忘れたり、おかしなミスを連発。大変申し訳ございませんでした。

でも、台座と光背は、お薬師様と仮合わせしたところ全体のバランスも良さそうで一安心でした。これでまた更なる段階へ進めます。

それにしても、この日は帰路も道を間違えたり、おかしなことがありました。もしかしたら狸にからかわれたのかもしれない…。

女将の故郷は徳島県と高知県の県境。阿波の狸と土佐の狸が喧嘩したという話を曽祖母から聞かされたのを思い出します。四国には徳島を中心に狸伝説があちこちにあるんですよ。

荒彫りが進みましたらまたご報告いたします。引き続き、見守っていただけましたら幸いです。

次の記事はこちら→「槍鉋による台座表面の加工(童学寺様)」