吉田家の正月支度 2019

皆様、今年も大変お世話になりました。

2019年は、平成から令和になったことはじめ、何か一つの大きな区切りとなった一年だったように感じています。

あっという間に12月!
毎年恒例、稲作の締めとなる「しめ縄」を綯い飾り付ける年末となりました。

正月支度は、仕事とやりくりしながら進めるので目が回りそうになりますが、新しい年に向かって心身が生まれ変わっていくような感覚があり、とても好きなイベントです^^

今年収穫した稲藁で綯っています

さて、弊所も今年で設立から4年目となりました。
運営についてはずっと手探りなのは変わりませんが、網のように巡らされた縁に支えられていることや、造仏の功徳をこれほどまでに感じた年はなかったかもしれません。

今まで仏像を造る発想のなかった人が、いろんなキッカケを以って造仏を決意される、尊い発願に立ち会わせていただいたことが何度かありました。

また、決して潤沢な状況ではないにも関わらず、大きな修復事業を決意された寺院さまの思いを伺うこともありました。仏様への確かな信仰と信念にこちらがうたれ、背筋が伸びるような思いがしたことでした。

(こちらについては、彼岸寺さんでの連載「造佛所のえんがわ」でご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに)

そのほかにも、思いもよらなかったご縁をたくさんいただいた一年でした。来年もきっと、新たな出会いと別れもあるでしょうけど、ご縁がよき環となり広がっていくよう、大切にして参りたいと思います。

皆様にとって、新年が素晴らしいものとなりますようお祈り申し上げます。

よいお年を!

よしだ造佛所一同