彩色・截金の並木秀俊さん、祝・画集発売!
先月9月14日、日本画家・截金師の並木秀俊さんが、初の画集「金絲七彩」(新潮社)を上梓されました。おめでとうございます! 並木さんは、吉田仏師が10年以上前からお像の彩色と截金をお願いしてきた方で、私たちの結婚披露宴にも...
先月9月14日、日本画家・截金師の並木秀俊さんが、初の画集「金絲七彩」(新潮社)を上梓されました。おめでとうございます! 並木さんは、吉田仏師が10年以上前からお像の彩色と截金をお願いしてきた方で、私たちの結婚披露宴にも...
晩夏のある日、神社の幽玄な気配が一段と濃くなった日暮れに、篳篥(ひちりき)を奏でながらゆっくりと参道をゆく怜人が二人。 特別な夜の始まりです。 2023年の8月24日、龍笛演奏家の梅田恵さん(徳島県在住)の発願から数年。...
和邇部の用光といふ楽人ありけり。土佐の御船遊びに下りて、上りけるに、安芸国なにがしの泊にて、海賊押し寄せたりけり。十訓抄 第十 才芸を庶幾すべき事 楽人である和邇部用光(わにべの もちみつ)は、土佐の御船遊びに招かれ下っ...
梅雨入り後、少し晴れ間が続いております。今年は蛍も元気に飛んで、軒先にもふわりと姿を見せ楽しませてくれました。 大雨で山が崩れたり倒木があったり、多少心配なこともありましたが、山での暮らしはつつがなく日々を過ごしておりま...
先日、「山のくじら舎」(高知県安芸市)の萩野和徳社長が発願された、鯨神の製作〜ご安置についてご紹介しました。→記事はこちら 9月に納めに伺った後、萩野社長は「もりりん」という高知の情報誌のインタビューを受けれられたのです...
(2014年のコラムを加筆・修正) 「後世に残したいと心動かされる仏像には、お像そのものの品質はもちろんのこと、必ずと言ってよいほど、彩色・截金が施されている」吉田仏師がいいます。 「形が引き立つ彩色とはどのようなものか...
温湿度計を見ては「いつ梅雨入りするか」とソワソワしております。皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか? 私たちが暮らす山間の集落は、例年であれば朝は辺り一面真っ白なモヤに包まれ、湿度計は90%を示すような時期です。ところ...
「今日は女将にお願いがありまして…」 2021年の初夏、城満寺(徳島県)の田村航也住職からお電話がありました。穏やかなお声は、いつになく熱を帯びておいででした。 曹洞宗の根本宗典のひとつである「伝光録」を、イラスト付きで...
5月も中旬を過ぎ、工房周囲も新緑が輝いております。良い草花の香りに心洗われる季節ですが、寒暖差や気圧の変動で不調を感じやすい時期です。健やかにお過ごしいただけますようにと、高知の山奥よりお祈り申し上げます。 端午の節句は...